不登校は気づきがいっぱい!

不登校の子を持つバイリンガルママが綴る日々と英語といろいろと。

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中学卒業後の進路

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こんにちは!MommySunです。

我が家の息子は現在中学2年生ですが、小4から今もずっと不登校です。

先日、ふとした会話から、息子が

「中学卒業後は進学はしたほうがいいと思っている」

と言いました。

 

先のことは怖くて考えられなかった息子

息子はもともと人より恐怖心が強いところがあり、小4で学校に行かなくなってからはさらにその傾向が強くなりました。

なかでも強いのが:

成長するのが怖い。

身長が伸びる、体重が増える。親からしたらスクスクと育っていてとても嬉しい、ありがたいことです。

でも息子は身長が伸びるごとに「成長している」ことを実感しなくてはならないので身長を計るのも嫌がり、なんとか背を低く見せようとしたりします。

‐ ちゃくちゃくと「大人」に近づいて行くことが怖くて仕方ない。

-「大人」になったらどうなってしまうのか分からなくて怖い。

-「大人になったら何になりたい?」という、学校で必ず聞かれる質問はイヤでしかたない。

子供の頃にこのような恐怖心を抱くのは良くあることだと思いますが、息子の場合はその度合いがとても強いみたいです。小学生の頃はもちろんのこと、昨年の中1の時点でも、学校の先生やスクールカウンセラーさんなどから中学卒業後の進路の話しが出ると、さえぎるように

「まだわからない」

と言ってすぐ話しを終わらせていました。少しでも先の話しをするのが怖いので、なるべく考えないようにしているようでした。

 

通信制高校が向いているかも?

昨年度(今年の3月)で退職されたスクールカウンセラーさんとの最後の面談のときのこと。カウンセラーさんは息子が進路の話しをするのを嫌がる(怖がる)のはご存知だったのですが、かなりガッツリと進路の話しをされました。

カウンセラーさんは息子に、

通信制の高校が向いていると思うんだよね」

と言いました。

もしも息子が中学卒業後の進路として少しでも「進学」を考えているならば、息子の特性や、不登校という現状を踏まえると、通信制の高校を検討してみるのもいいかも、と。

通信制高校は、”通信による教育を行う”ため、登校回数などが全日制・定時制と異なりますが、卒業の際に得られる高校卒業資格はおなじものとなります。

引用元:通信制高等学校とは|通信制高校ナビ

今は、通信制の高校も、学校ごとにいろいろなスタイル、特徴があります。年に数回の対面授業(スクーリング)のほかは、自宅でオンラインにて学習しながら高校卒業を目指すのですね。

また、通信制の高校と提携したサポート校というのもあります。

 通信制サポート校とは、通信制高校に在籍する生徒に対して、3年間で卒業ができるよう単位取得・進級などに必要とされる支援を行う民間の教育施設のことです。

引用元:通信制高等学校とは|通信制高校ナビ

 通信制高校の場合は一人で勉強をして学習を進めて卒業を目指す、サポート校の場合はサポート校で学習の指導を受けながら、在籍する通信制高校の卒業を目指す、という形ですね。 

つまり、カウンセラーさんは、息子にその気があれば毎日登校しなくても高校卒業資格取得を目指すことが出来るということを伝えたかったのだそうです。また、自分に合ったところを選ぶことが出来たら、自分の特性を伸ばすことはいくらでもできる、と。

通信制の高校やサポート校は、面接と書類選考で合格判定をするところも多く、息子の「不登校」という現状を考えると出席日数や学力面でも進学の選択肢として考えることができる。

不登校でも、将来の選択肢はたくさんあるよ、と話してくださいました。

いつもは進路の話しになると話しをさえぎろうとする息子でしたが、そのときは結構真剣に聞いていて、私はその様子を見て、「あれ?いつもと違う、、。」と思っていました。

進路の話しに耳を傾けるようになったというのは、これまでの息子から考えるとかなり大きな「成長」でした。

 

全日制の高校は?

つい先日のこと、息子が、

全日制の高校に行きたい気持ちがあると言いました。

な、なんですと??!!

進学の気持ちはあるだろうと思っていましたが、全日制の高校を考えているとは思いもしませんでした。

それは、なぜ?と聞いたら、

高校は行ったほうがいいと思っている、

高校で一からやってみるという気持ちがある、

高校に行くなら、全日制がいい気がする

友達関係を広げたい

などなど、今息子が漠然と抱いている気持ちを話してくれました。

なによりもまず、息子が、中学卒業後の進路について、自分の気持ちを話してくれたこと、そして進学という「先」の方向に意識を向けはじめたこと。

「成長するのが怖い」といつも言っている息子にとって、先のことを考えるということは、かなり大きな「成長」です。

 

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具体的にどうして行くか考えよう

とはいえ、少しでも全日制の高校にと考えるなら、現状のままだと到底難しいと思うよ、と正直に伝えました。出席日数もだし、学力面でも。

また、通うとなったとして、当然のことながら週5登校、クラスという「集団」のなかで過ごし、朝から授業。宿題、勉強、テスト。現実です。

漠然とではなく、具体的に、自分にとってどのような形がベストかを一番に考えて対策して行く。まずは担任の先生やスクールカウンセラーさんに相談することから始めよう、ということになりました。

息子が卒業後の進路に意識を向け始めたことはすごいこと。まずは息子のその気持ちを大事にしたいと思います。

そして、まだ時間はあるので、今のうちから少しずつ全日制・通信制を含め、様々な選択肢から息子に一番合うスタイルを探しながら次なるステップを一緒に考えて行こうと思います。

息子が息子らしくいられることを一番に!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

 

 

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