少しずつ翼を広げる
こんにちは!MommySunです。
新学期がスタートして、一週間が過ぎました。始業式以降、今のところ息子は毎日支援室に登校しています。学校ではオリエンテーション的なものが済んで、そろそろ授業が始まっているようです。支援室も4月の新しい時間割が組まれました。
前回のブログでは、始業式以降のスケジュールの中で、参加できそうなものにチャレンジしてみてはどうかと先生からすすめられ、どうするかを迷っている段階でした。
5年ぶりの・・・
身体計測が予定されていて、息子は、クラスに混じって計測を受けるか、皆が終わってから個別で受けるかの選択をすることに。
計測は月曜日。その前の週末、ずっとずっと自分の不安と向き合う息子。皆に混じって何かをするなんて5年ぶり、教室の階に上がるのも。
とにかく不安で、でも、これにトライすることが出来れば大きな大きな壁をひとつ越えるということも分かっている様子。
言葉に出して不安に向き合ったり、
夫にちょっとしたおまじないをかけてもらったり、
何度もシミュレーションしたり。
私も同じことを何度か伝えました:
自分がしっくり来るほうを選んでOK。
個別で受けたければ、それでOK。
クラスの皆に混じってみようかなと思えたら行ってみて、もしも、仮に行ってみてキツイと思ったらすぐに撤退すればOK。
その場の決断でOK。
とにかく自分がしっくり来るものを選べばOK。
で、息子が当日どうしたかというと。
登校してすぐに先生に付き添われ、生徒さんたちの列の最後尾に並んで計測。
支援室に戻って、呼ばれたらまた次の計測へ。
廊下で先生といるところ、お友達にばったり会って、その場の流れでお友達に付き添われて教室へ!!
ちょうど休み時間だったので、どさくさに紛れる感じで教室に入り、自分の席に座ってみた!!そうです。スゴイよ~~!!
その後、学活が始まり、ほんの、ほんの数分だけクラスの皆さんの中に混じってちょこんと座っていたのだそうです。
すぐに次の計測へとクラスで移動したため、教室にいた時間は数分だったとか。
それでも、大きな大きな大きな一歩です。
クラスで誰かと話したか聞いてみたら、授業ではなく計測という若干ワチャワチャした中で、マスクをしているし、皆もまさか息子が来るとは思っていなかっただろうし、5年ぶりということもあって、ほとんど気づかれなかったそうですが、気づいた子もいて、おお!と驚かれたとか。
家に帰ってきて、息子の気持ちがどうだったかが一番気になりました。ものすごく勇気がいったと思うけど、ひとつ壁を乗り越えて本人は
意外と大丈夫だった。疲れてないよ。
これで教室に戻れる!というところにはまだ至っていないようですが、その日の様子を語る息子の表情はとても晴れやかでした。
その日以降はクラス写真の撮影や、体育館で一同に集まる集会などがありましたが、それらは参加せず、支援室にだけ登校しています。
次なる一歩は・・・
始業式以降、新しい先生との出会いもあり、教室はまだ難しいけど授業は受けたいという気持ちもあって、引き続き支援室に通って勉強をする予定です。
そんななか、息子に次なる選択が迫っています。
修学旅行、どうしたらいいかな。
突然そのように言い出した息子。私は、正直なところ、息子はいずれ教室に上がることを目標にはしているだろうけど、修学旅行のような行事に参加する気は一切ないのだと思っていました。
実際、少し前まではそうだったと思います。
けど、ここへきて、息子は常に常に何かのきっかけを見つけようとしているのだと思います。
修学旅行という場をきっかけにクラスの皆と行動をともにすることが出来たら、、、。
息子の純粋で前向きな思いがそこにありました。
具体的に考えると私には修学旅行はハードルが高いようにも思えましたが、それは私の視点からはそう思えるだけであって、息子の視点では全然違うかもしれません。
私には思いもよらないような大きなきっかけになるかもしれない。親の視点や考えが必ずしも正しいわけではないし。息子の気持ちを一番に、先生とじっくりじっくり相談してどうするか決めて行こう、と話しています。
息子が少しずつ翼を広げているところだと感じます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Thank you for reading!
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