不登校は気づきがいっぱい!

不登校の子を持つバイリンガルママが綴る日々と英語といろいろと。

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息子の小学校卒業を回想

 

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こんにちは!MommySun です。

卒業式シーズンですね。ちょうど、去年の今頃、私の息子も小学校を卒業しました。

昨年(令和2年)は新型コロナウィルスで、日本中の卒業式が影響を受けました。息子の小学校もそうでした。感染者が出ていなかったので卒業式は執り行われましたが、大幅に規模を縮小。卒業生と教職員のみが出席し、保護者は外で出迎える形式だったようです。

息子も小学校を卒業しましたが、卒業式には出ていません。息子がどのように小学校卒業を迎えたかをお話しさせていただこうと思います。

 

卒業証書は受け取りに行くつもりだった

まだコロナの影響が出始める前、卒業式をどうするか息子と考えました。

私は、息子の気持ちに区切りがつくだろうと思い、最後に挨拶をしに行くことを提案。その結果、式には出ず、式が終わってみんなが帰った頃に卒業証書を受け取りに行くことで息子も納得しました。

学校にもそのように考えていることは伝えていました。

 

本当は行きたくなかった

ところが、息子の学校も臨時休校となり、卒業式がどうなるか全く見えなくなるなか、卒業式の日に学校に行くことに徐々に後ろ向きになって行く息子。

「最後の挨拶は行った方がいいと思ったけど、本当の気持ちとしては行きたくなくて、でもそれを強く言えずにいた」

とのことでした。

その後、学校からは、卒業式は実施するとのお知らせがありましたが、息子はもう既に、式当日に行く気持ちをすっかり失っていました。小学校で不登校になった息子にとって、小学校は本人にしか分からない複雑な思いのある場所だったのかなと思います。

 

卒業式当日

当初は、挨拶もかねて卒業証書をもらいに行くことを提案しましたが、息子の本当の気持ちを聞いたあと、その気持ちを尊重して、

「行けるなら行ったほうがいいと思ったけど、行きたくないなら行かなくていいよ」

と、私の気持ちも含めて伝えました。

結局、卒業式当日は、息子は行かず、私が卒業証書を受け取りに行きました。

私一人で行くのは妙にドキドキしましたが、コロナ対策でマスクをしたり密を避ける状況でもあったため、受け取ったあとはすぐに学校をあとにしました。

終わってみれば、あっさりしたものでした。

帰宅して、息子に「卒業証書もらってきたよ~!」と言ったとき、息子はとてもホッとした表情で笑っていたのを思い出します。 

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卒業は卒業

まさか我が子が卒業式に出ないことになるとは、数年前は思いもしないことでした。とはいえ、不登校になってから時間の経過とともに私も学校の行事ごとに執着しなくなっていて、式に出ないことは想定内。むしろ、当日は息子の負担をいかに少なくし、スムーズに終わらせるかを考えていました。

それが、卒業式に出ないどころか、本人が卒業証書をもらいに行くことすらなく、卒業しました。

卒業証書くらいはもらいに行けば?と周りに言われることもありましたが、最終的に息子の気持ちを尊重してよかったと思っています。卒業するのは息子なので。

一年後の今、卒業式の日のことを息子に聞くと、学校に行かないで卒業を迎えてよかったと言います。

本人が卒業証書をもらいに行くことで区切りがつくと思っていたけど、それは、「卒業式は区切り」と思っていた私の価値観に過ぎませんでした。

不登校でもなんでも、卒業証書を取りに行っても行かなくても、卒業は卒業なのです。息子にとって最善の選択が出来てよかったと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

 

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