不登校は気づきがいっぱい!

不登校の子を持つバイリンガルママが綴る日々と英語といろいろと。

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できることはやってみよう!

こんにちは!MommySunです。

新学期がスタートし、あっという間の4月でした。

小4からずっと学校に行っていなかった息子も、中2の夏休み前から少しずつ意識が変わり、高校進学を考えるようになって、中2の後半は別室(支援室)登校の形でほぼ毎日登校するようになりました。

中3がスタートしてからというもの、息子は、できることはやってみようという気持ちになっています。

現在通っている支援室の先生が息子にそう言ってくださったそうです。

息子は先生に絶大な信頼を寄せていて、

「先生が、できることはやってみよう、と言ってる」

と話してくれました。

 

学年の昇降口を使う

息子はこれまで、支援室に行くときはいつも職員玄関から入らせてもらっていました。

職員玄関は生徒さんたちの行き来がほとんどなく、たとえ休み時間のワチャワチャしたときでもほかの生徒さんたちに見られることがほとんどないから。

もしも誰かに会っても平気と言いつつも、本音の部分では「誰かに会ったらどうしよう」という思いがあるようで、自分の学年の昇降口、つまり自分の下駄箱を使うことを躊躇していたのですね。

先生にも正直にそのように伝えていたようですが、3年生になって間もないある日に先生が、

「できることはやってみよう。昇降口から入っておいで。」

と。

多分、おそらく、息子は「え?」と思ったんじゃないかな、と推測しますが、「はい」と答えたとか。たとえ先生にそう言われたとしても、無理と思ったら「無理です」とハッキリ言うタイプなので、先生に背中を押される形に。その日の朝、

「今日は昇降口から入る」

と言って出かけて行きました。帰ってきて、どうだったか聞いてみると、誰もいなかったし別に大丈夫だった、とのこと。

だからといって、その後はずっと昇降口から、というわけではないけど、少しずつ昇降口からも入るようにはしてるみたいです。

 

身体計測

これは前回のブログと重複しますが、先生が、少しでも慣れるために、まだ学年のみんなも新しいクラスに慣れていないうちに、皆に混じって何かをする機会として身体計測を提案してくださいました。

 

sunshine-light.hatenablog.com

 

新学期早々にクラスに混じって身体計測を受けるかどうするかを決めるにあたり、何日も前から「どうしようどうしよう」と不安と向き合っていた息子。

当日は皆に混じって計測を受け、ほんの数分だけ学活にも参加し自分の席にも座ってきました。

本人いわく、流れに乗って、気づいたら行ってたような感じらしく笑、

ヌルっと教室に入り、スルスルっと計測を受け、サラっと出てきた、

ような感じだったとか。

どうしても事前にいろんな想像や想定をしてしまい、自分でハードルを高く上げてしまってたところもあったと思います。

でも、それを乗り越える勇気を持って一歩踏み出してみたら、ヌルっ、スルスルっ、サラっとした流れにうまく乗ることが出来たのかな、と思います。

 

教室で授業を受ける!

次にできることとして、先生は教室で授業を受けることを息子に提案してくださいました。

もともと、家族でも、もし息子が高校受験をして進学を考えているならば、中学のうちに大人数の教室で授業を受けるという感覚に慣れる機会があるといいね、と話してはいて、以前に先生との面談の際にもそのようにお伝えしていました。

ただ、いきなり40~50人の中にポンっと入って授業を受けるって、、結構ハードル高い気がするなぁと思ったりもして。そもそも本人の気持ちが追い付いて行かないと意味ないし。

そこで先生の提案は、

少人数クラスの教科で授業を受けてみる

というものでした。息子の中学では、クラスを半分に分けて授業をしている教科もあるそうで、全員が揃って授業を受けているときのような、人数に圧倒されるような感じは半減すると思うので、トライしてみては?と。

息子はどうしようかと迷いつつも、

それならできるかも

と思えたようで、先生に「授業に出てみます」と伝えたそうです。

少しずついろんなことに慣れてきたのか、息子は身体計測のときのような「どうしようどうしよう」という様子はなく、当日の朝はちょっとドキドキしているようなスマイルを浮かべて学校に向かいました。

私も、息子と先生がたを信頼してお任せする気持ちで、なんの心配もせず、見送りました。

そして帰宅した息子は、

「授業行ってきた~」

と、その様子を話してくれました。クラスに小学校のときのお友達もいて、少しだけ言葉を交わすことが出来たそうです。半分の人数とはいえ、大勢の中での授業はかなり久しぶりで疲れたけど意外と大丈夫だったから、行けるときに少しずつ教室で授業受けてみようかと考えている、とも。

少しずつ、無理せずに、ね。

 

 

支援室の先生も担任の先生も、「できることはやってみよう」と、いろいろな提案をしてくださいます。でも決して無理強いすることなく、

「どうするか決めるのは自分だよ」

と常々息子には言ってくださっています。

どうすればいいか、何を選べばいいか迷いに迷いながらも最終的には自分で「こうする」と決めて行く機会を頂けているのは、ありがたいことです。

先生方に対する信頼感も、息子が「やってみよう!」と思える原動力になっているんだと思います。次はどんなことをやってみるのか、ドキドキしつつ楽しみにしています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

 

少しずつ翼を広げる

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こんにちは!MommySunです。

新学期がスタートして、一週間が過ぎました。始業式以降、今のところ息子は毎日支援室に登校しています。学校ではオリエンテーション的なものが済んで、そろそろ授業が始まっているようです。支援室も4月の新しい時間割が組まれました。

前回のブログでは、始業式以降のスケジュールの中で、参加できそうなものにチャレンジしてみてはどうかと先生からすすめられ、どうするかを迷っている段階でした。

sunshine-light.hatenablog.com


5年ぶりの・・・

身体計測が予定されていて、息子は、クラスに混じって計測を受けるか、皆が終わってから個別で受けるかの選択をすることに。

計測は月曜日。その前の週末、ずっとずっと自分の不安と向き合う息子。皆に混じって何かをするなんて5年ぶり、教室の階に上がるのも。

とにかく不安で、でも、これにトライすることが出来れば大きな大きな壁をひとつ越えるということも分かっている様子。

 

言葉に出して不安に向き合ったり、

夫にちょっとしたおまじないをかけてもらったり、

何度もシミュレーションしたり。

 

私も同じことを何度か伝えました:

 

自分がしっくり来るほうを選んでOK。

個別で受けたければ、それでOK。

クラスの皆に混じってみようかなと思えたら行ってみて、もしも、仮に行ってみてキツイと思ったらすぐに撤退すればOK。

その場の決断でOK。

とにかく自分がしっくり来るものを選べばOK。

 

で、息子が当日どうしたかというと。

登校してすぐに先生に付き添われ、生徒さんたちの列の最後尾に並んで計測。

支援室に戻って、呼ばれたらまた次の計測へ。

廊下で先生といるところ、お友達にばったり会って、その場の流れでお友達に付き添われて教室へ!!

ちょうど休み時間だったので、どさくさに紛れる感じで教室に入り、自分の席に座ってみた!!そうです。スゴイよ~~!!

その後、学活が始まり、ほんの、ほんの数分だけクラスの皆さんの中に混じってちょこんと座っていたのだそうです。

すぐに次の計測へとクラスで移動したため、教室にいた時間は数分だったとか。

それでも、大きな大きな大きな一歩です。

クラスで誰かと話したか聞いてみたら、授業ではなく計測という若干ワチャワチャした中で、マスクをしているし、皆もまさか息子が来るとは思っていなかっただろうし、5年ぶりということもあって、ほとんど気づかれなかったそうですが、気づいた子もいて、おお!と驚かれたとか。

家に帰ってきて、息子の気持ちがどうだったかが一番気になりました。ものすごく勇気がいったと思うけど、ひとつ壁を乗り越えて本人は

意外と大丈夫だった。疲れてないよ。

これで教室に戻れる!というところにはまだ至っていないようですが、その日の様子を語る息子の表情はとても晴れやかでした。

その日以降はクラス写真の撮影や、体育館で一同に集まる集会などがありましたが、それらは参加せず、支援室にだけ登校しています。

 

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次なる一歩は・・・

始業式以降、新しい先生との出会いもあり、教室はまだ難しいけど授業は受けたいという気持ちもあって、引き続き支援室に通って勉強をする予定です。

そんななか、息子に次なる選択が迫っています。

修学旅行、どうしたらいいかな。

突然そのように言い出した息子。私は、正直なところ、息子はいずれ教室に上がることを目標にはしているだろうけど、修学旅行のような行事に参加する気は一切ないのだと思っていました。

実際、少し前まではそうだったと思います。

けど、ここへきて、息子は常に常に何かのきっかけを見つけようとしているのだと思います。

修学旅行という場をきっかけにクラスの皆と行動をともにすることが出来たら、、、。

息子の純粋で前向きな思いがそこにありました。

具体的に考えると私には修学旅行はハードルが高いようにも思えましたが、それは私の視点からはそう思えるだけであって、息子の視点では全然違うかもしれません。

私には思いもよらないような大きなきっかけになるかもしれない。親の視点や考えが必ずしも正しいわけではないし。息子の気持ちを一番に、先生とじっくりじっくり相談してどうするか決めて行こう、と話しています。

息子が少しずつ翼を広げているところだと感じます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

 

その先にあるもの

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こんにちは!MommySunです。久しぶりのブログです。

昨日は始業式。いよいよ新学期がスタートし、息子も中学3年生になりました。息子は朝、制服を着て、学校に向かいました。

と言っても、教室ではなく、昨年からずっとお世話になっている支援室に登校しました。

思えば、小4の秋ごろに学校に行かなくなってから、始業式・入学式にはいつも誰にも会わない夕方17時~18時の時間帯に私と息子二人でに毎年担任の先生にご挨拶に行っていました。

今年は、息子が一人で始業式の朝に登校。ほかの生徒さんたちとは15分ほど時間をずらしてもらったものの、5年ぶり!に、一人で新学期に登校しました。

お~、すごい!

2年の最後の最後でまさかの

2年生の後半は、できる限り支援室に登校していたので、小4からずっと「不登校」だった息子も実質的には「不登校」ではなくなり、「別室登校」をする日々に。ほかにもスクールカウンセラーや、教育相談センターにも通っていて、それらはすべて出席扱いになるため、ふたを開けてみれば2年生の後半、特に3学期は、ほぼ「出席」でありました!

さて、2年生も残すところわずかとなった3月、息子は支援室で出来る限りの学習に取り組み、前向きに通っていました。

そんななか、2年生もあと数日となった修了式目前に、家族揃って仲良くコロナにかかってしまいました^^;。

最初は私と夫に症状が出て、あっという間に息子も症状が出てしまいました。幸い、症状自体は皆「軽症」で済みましたが、なんと言っても急に10日間の自宅療養を強いられてしまい、本当は行くはずだった支援室にも最後の数日は出席停止。急に行けなくなってしまった息子は残念そうに、

「支援室、最後まで行きたかった。。」

最後までやり遂げようとしていたところの急なコロナ陽性。私もつらかったけど、息子の気持ちが見えて嬉しくもありました。

ところで、新年度はどうするの?

そんなわけで、急にドタバタとコロナになってしまったので、新年度はどうするかを息子は本当は先生に相談しようと思っていたようですが、それも出来ないまま春休みに突入してしまいました。

家族揃って春休みの前半は心身ともにコロナに費やしてしまい、新年度に入ったらどうするかなどの話しをするどころではなく。

ようやく体調が落ち着いて、療養も明ける頃に

「そういえば、新年度はどうするつもりなんだろうか。」と、ふと頭をよぎり、息子に話しをふってみました。息子は、

「う~ん、どうしたらいいかな。。」

最終的には息子が決めることではありますが、親として息子の気持ちを引き出すにはどのように言えばいいだろうかと考えつつ、

始業式のワサワサした中に紛れて教室に行ってしまうとか?

難しそうならまずは支援室からスタートで少しずつ考えてみるとか?

と、軽く両方の見解を伝えてみましたが、本人の心は決め切れず、結局、始業式の前日に息子が自分で支援室担当の先生に電話をし、どうしたらよいかを相談したのでした。

先生は、もしも息子の気持ちが整っているなら遠慮なく教室においで、と言ってくれたそうですが、息子は考えた末、「ちょっと難しいです」と。

ならば、支援室に登校しておいで、と息子に言ってくれたそうです。

そして、始業式の朝、一人で登校したのでした。

 

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3年生になって

昨日は始業式の様子を聞き、配布物をもらって一時間ほどですぐに帰宅しました。

帰って来た息子の表情は軽やか。新しい担任の先生のことや、今後の支援室のことなど、学校で聞いてきたことを逐一話してくれました。今日は先生方の着任式や離任式、教科書配布などで登校しました。

来週以降は身体計測やクラス写真の撮影、学活などがしばらく続くようです。先生方は、少しでも慣れるために皆と一緒に参加できそうなら参加してみたら?と促してくださっているみたいです。

息子は、

どうしよう、どうしよう、どうしたらいいだろう、、

と、悩み中。悩むということは、まったくの却下ではないということかな。

息子がどうするか、どのような選択肢を選ぶか、実は私もちょっとドキドキしてます。息子が何をどう選ぶかで、道は色々と変わってくるし。

とりあえず、

自分がしっくり来る方を選んでみて、キツかったら選び直せばいいんじゃないかな~

と伝えています。内心ドキドキしながら笑。

教室に上がる選択をすれば、それに応じた道のりがその先にあるし、支援室に行くことを選択すれば、支援室を利用しながらの道のりがその先にあります。

何を選択するか、そして、それに応じてしっかり進んで行くでしょう!

息子が選ぶものの先にあるものは。。。!?^^

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Thank you for reading!

 

記事中に書いた支援室、教育相談センター、スクールカウンセラーに関する過去記事はこちら:

 

sunshine-light.hatenablog.com

 

sunshine-light.hatenablog.com

 

sunshine-light.hatenablog.com

 

自分らしくいることが誰かの力に

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こんにちは!MommySunです。

今日も息子は午前中に支援室に行きました。今日は、私も学校にちょっとした用事があったので息子と一緒に行き、支援室に入って行くのを見届けました。

支援室についてはこちらの記事に書いています:

sunshine-light.hatenablog.com

 

用事を済ませて家に帰ろうとしたときに、支援室を担当されている先生にバッタリ会いました。先生が立ち止まってくださったので、少しだけお話しをしました。

 

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息子さん、順調ですね!

先生がそう仰ったので、支援室に通い始めてから息子が一段とハツラツとしているのがとても嬉しいとお伝えしました。

 

思えば、学校に行かなくなってからずっと

成長するのが怖い

今のままがいい

変わりたくない

そう言って、とにかく先を見ること、先を考えることをかたくなに拒み、その先には恐怖しかないかのように考え、時には泣きながら恐怖を訴えることもありました。

なので、中学2年生になって「高校」という先のことに自分から目を向け始めたとき、私は言葉では言い表せない驚きと成長を感じると同時に、息子にとっては相当な勇気のいる一歩だったのだろうな、とも思いました。

その一歩を踏み出し、支援室に通うようになって、先生方との出会いとサポートがあり、さらに明るく前向きな息子。

 

先生いわく、息子は支援室でとても明るく過ごしているとのことでした。

支援室は自習スタイルの授業時間で、騒いだり私語が飛び交うようなことはなく、むしろ、生徒さんたちはみな、それぞれの理由で支援室に来ているので、お互いに気にしたり、干渉したりすることのない静かな空気感なのだそう。

息子も基本的には黙々と課題に取り組むなかで、わからない事を質問したり、先生とちょっとした会話をしたりしている様子(←それが楽しいみたい)。

休み時間も含め、とにかくタイミングがあればよくしゃべっているらしいです。家でも家族でよくしゃべっていますが、家族と話すのとはまた違う刺激を受けているのだと思います。それで、明るく過ごしているという印象なのかもしれないですね。

本人も、

「自分はいつも、いつもどおりこのまんま」

と言っていました。いつもどおりこのまんま=明るく過ごしている のはとても嬉しい!

先生にそう伝えると、先生が素敵なことを話してくださいました。

同じく支援室に通っている生徒さんの一人は息子を見て、

 

あんなふうにがんばってる人がいるから、自分もがんばってみる

 

そう言って支援室に来ている、と。

息子自身は「がんばっている」という感覚なのかどうか分からないけど、とにかく自分らしくふつうに明るく過ごせている。

それは、誰のためにとか、無理をしてとかではなく、ただ自然体でいることで、そんなふうに誰かの力になっていると聞いて、光の輪が広がるようなキラキラした感覚を覚えました。

なんだか、いいな。

そしてまた、その生徒さんを見て、別の誰かが力をもらうことになるのかもしれない。

そうやって循環して行くのだとすれば、とても素敵なことだな、と思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Thank you for reading!

 

3学期、始業式の日

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こんにちは!MommySunです。

お正月休みが終わったと思ったらまたまた3連休。お休みモードがしばらく抜けません。

連休前の金曜日は始業式、学校が3学期に突入しました。

冬休みの宿題や提出物をリュックにギューギュー入れて息子は支援室に登校しました。

 

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冬休みの課題

今までは、課題って、なんのこと?というくらい、自分には関係のないものという位置づけでした。昨年の冬休みは、書初めだけはやってきてね、と担任の先生に言われ、それだけは提出。

今年は書初めだけでなく、できるものはすべて取り組んで提出をしました。年に1回しか使わない書道セット、今年も出番があってよかったです。

課題の量もさほど多くなかったので、特に困った様子もなく仕上げることが出来たのかな、と思います。

 

始業式の日はジャージで登校しましたが

冬休み前、私は息子に、制服に慣れるために1月の始業式の日は制服で登校してみたらどうかと提案していました。そのときは息子は「制服かぁ、、でも慣れておいたほうがいいよね、、」と言いながらもちょっと躊躇した様子でした。

でもその数日後の終業式の日、なんと、息子は制服を着て支援室に登校したのでした!

私は1月の始業式に制服を着ることを提案したのですが、息子は冬休み前の終業式に制服を着たほうがいいかと既に自分で先生に相談をしていたそうなのです。

先生は、

無理はしなくていいけど、できるなら制服を着ておいで。

とおっしゃったそうです。

それで、前日に制服を引っ張りだしてきて、天日干しして笑、着る練習をして笑、ベルトを締める練習もして笑、暑くてヤダなぁと言いながらも慣れるためにしばらく家で制服で過ごして笑、

終業式の日に制服で登校しました。

その日、息子は先生に

1月の始業式はジャージで登校しますので。

と伝え済みだったそうです笑。

 

始業式当日の支援室

その日は、ほかには生徒さんはいなく、息子一人だけだったそうです。

ほかの生徒さんたちが教室に戻ったのか、ただ単にいなかっただけなのか、そのあたりは全然わかりませんが、息子は先生とマンツーマンで学習をしつつ、合間に冬休み中は何をしていたかなどの雑談をしつつ、2時間過ごしてきました。

 

この日、私も朝に出かける用事があったので、学校の門の付近まで一緒に行き、門の前で息子を見送りました。

門の前で私に軽く手を振って、そのままスタスタと中に入って行った息子。

しっかり背筋をのばし、前を見て歩いて行く姿に母は小さく大きな感動を覚えました。

だって、学校に行かなくなった頃は、いつも下を向いて歩いて、背中が丸まっていて。誰にも会いたくない、誰にも見られたくない、そういう気持ちが体に現れていたので。。。

今は、

「誰に会っても見られても、別に関係ない」

と言えるまでになりました。

恐怖心が強くて不安になったり心配になったりすることも、年齢が上がるにつれ、少しずつ少しずつ「そんなに怖くない」という気持ちに気づけているんじゃないかなぁ。

3学期が始まり、中2もあと少し。息子のさらなる成長を楽しみに!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

 

嬉しいバッタリ

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明けましておめでとうございます。MommySunです。

本年もどうぞよろしくお願い致します!

 

昨年の我が家は、小4から不登校の息子(現在中2)が高校には進学したいと表明し、大慌て(?!笑)の勉強開始、急な方向転換となりました。

そんな息子も年末年始は冬休みの宿題は取り組みつつ、勉強はのんびりモード。一息ついて、充電していたようです。私もすっかりのんびりまったり過ごしていました。

そんな冬休みのこと、ある嬉しい「バッタリ」がありました。

 

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12月も残りわずかとなったある日、私は街が混み始める前に、朝一番で自転車に乗って銀行や買い物巡りをしようと家を出ました。

天気は晴れですが、風が冷たくて寒い!自転車はなおさら寒い!手袋を忘れて出かけたので、手が凍りそう!ちょっと寒さキツすぎるな~と思いながらひたすら自転車を漕ぎ。

以前のブログでも書いたことがありますが、私はよく、日常生活の中である決まった数字を見ることがあります。それは、何か見えないものからの「サイン」のように、何かのときに、おもに車のナンバーに現れます。

そのことを書いたブログはこちら:

sunshine-light.hatenablog.com

 

この日も、とても寒い中自転車をえっちらおっちら漕いでいると、ご縁のある数字を何度も何度も見ました。

寒くてキツイ~!と思っていたけど、今日は何かいいことありそうだな~^^

そう思いながら一つ一つ用事をこなし、最後にスーパーでお買い物をして帰ろう。

 

そして自転車を停めて歩き出すと同時に、

「MommySunさん!!??ですよね??!!」

と、明るい声で呼び止められました。

目の前にいたのは、息子が学校に行かなくなった4年生から5年生の時、息子の学年のもう一つのクラスを受け持っていた先生でした。

驚きと感動で、スーパーの前で二人でワーワーキャーキャー笑。

私は何よりもまず、先生が私のことを覚えていてくださったことが嬉しかった。

冬休み中でしたが出勤日で、学校に向かう途中だったとか。でも、朝の10時前後の中途半端な時間帯だったので、まさかこんな時間に会うなんて!と、二人で引き続きワーワーキャーキャー笑。

先生は、すぐに息子のことを聞いてくださって、息子のこともよく覚えてくださっててまたまた私は嬉しかった。一度も先生のクラスになったことはないけど、息子が学校に行かなくなった頃には担任の先生と共にとても気にかけてくださっていた先生です。

息子の現在の様子を伝えると、

「自分から動き出したんですね。よかった~。。」

そう言ったあとに先生は、ご自身の近しい人で不登校だった人がいて、その人も自ら動き出して今では自分の好きなことを仕事にしていると話してくださいました。

先生は当時、その話しを私に伝えようかどうしようかとても迷われて、いろいろと考えたうえで伝えるのをやめたとのことでした。

おそらく先生なりに、その話を私がポジティブに受け止めるか、ネガティブに捉えるか迷われたのかなと思います。

確かに、その当時にそのような話しを聞いても、我が子はどうなるか分からないと思ってたかもしれないし、ポジティブに受け取れなかったかもしれないなぁと思います。

先生のご配慮を感じて胸が熱くなりました。

今、そのお話しを聞けてよかったです、とお伝えしました。

そして先生は、

「息子さんも自分で動けたから、この先も何があっても自分で動いて行けると思います!」

と、太陽のように明るく言ってくれて、

「このタイミングでお会いできるなんて!これって、、運命!!??

アハハと笑いながらそう言って、ハグの仕草をしてくれました。

これまた嬉しくて私もハグの仕草返し。

気づけば10分近くスーパーの前で立ち話し。そうだ、先生は学校に向かう途中だった!慌ててそこでお別れしました。最後に先生は、

「きっとまた会えそうな気がします!」

と笑顔で言いながら、学校に向かわれました。

そうか、、自転車を漕ぎながら立て続けに見た数字の意味、なんかいいことありそうと思ったのは、これだったのね。

嬉しいバッタリでした。

 

私も息子も、本当に多くの素敵な方々に支えてもらってここまで来ているなぁ、、と改めて思いました。

 

冬休みは昨日で終わり、今日は始業式。息子は今日からまた支援室登校再開です。

いろいろと大変なこともあるかもしれないけど、今年もまたひとつひとつ楽しんで進んで行きたいと思います!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Thank you for reading!

 

支援室に通うようになって

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こんにちは!MommySunです。

早いもので、もう今年も残すところあとわずかですね。

今年は、学校に行かない生活をのんびり満喫していた日々から急な変化がありました。現在中2の息子が高校進学という目標をかかげて、今年の後半は大きくシフトチェンジ。

今も教室には行っていませんが、学習支援室にはほぼ毎日通うようになりました。午前中に1、2時間ほど、自習をメインに、分からないことを教えてもらうスタイルです。

息子が高校進学を考えはじめたものの、今まで勉強をほとんどして来なかったので、さあどうしよう??と、学校に相談をしたところ、支援室の利用を薦められたのでした。

支援室については↓の記事で少し書いています。

sunshine-light.hatenablog.com

 

気付けば支援室が日課

支援室の利用は、主に英語・国語・数学の時間割を学校が組み、それに合わせて、出席できる日・時間を自分で決めて行きます。

授業の長さは通常の授業と同じ50分授業で設定されています。毎日3教科あるわけではなく、先生方の通常授業との兼ね合いで、1教科だけの日もあれば3教科の日もあります。

日によって1時間目から組まれている日もありますが、だいたい2時間目から4時間目の間で組まれていることが多いです。

2時間目から出席する日はだいたい9時半すぎに家を出る感じです。息子はもともと学校に行かなくなっても朝は7時前に起きているので、支度にはじゅうぶん時間の余裕があります。

時間になったら玄関を出て一人で登校。終わって一人で下校。

前回の記事でも書きましたが、

玄関を出て一人で登校。終わって一人で下校。

学校に行かなくなってから、一人で外に出ることが出来なくなったのですが、支援室にはだけは一人でしっかりとした足取りで歩いて行くようになりました。

この、大きな一歩よ。ものすごいことなんです!

最初のうちは、週に1、2回のペースで通っていましたが、今では他に特別な用事がある日以外は毎日通っています。毎日通うことで、いつしか一人で登下校も慣れて日課となる。

「一人で登下校」ということにフォーカスが当たらなくなって行き、代わりに支援室に行くこと自体にフォーカスがあたるようになった。

そして気付けば「そういえば、これってすごいことだったんだな」というふうに変わって行きました。

 

その他の教科も

前述のとおり、時間割は英語・国語・数のみで設定され、その他の教科の設定はありません。

その他教科については、こちらから質問や教えてほしい内容があれば、その教科担当の先生宛にメモ書きなどで伝えてもらい、後日回答をいただく、というような連絡スタイルになっています。そのときにその先生が空いていれば、支援室に来てくださることもあるようです。

各教科のプリントなどの課題は、以前はもらっていなかったり、もらっていても息子が全く取り組む気がなかったのですが、今はなるべくプリント類は全教科分をもらうようにお願いしています。

とにかく学校側は、こちらに無理強いをすることはなく、こちらからお願いすればそれになるべく応えてくれるような体制なので、その点は本当にありがたいです。

つい先日のことですが、支援室の出席が息子一人だけだった日に、先生が

「グラウンドが空いているから、体、動かすか」

と提案してくださり、息子はグラウンドの隅で先生と二人でキャッチボールをしたそうです。

「4年生以来の体育の授業だ~!」

と先生に伝えたことを、とても楽しそうに話してくれました。

 

支援室はコミュニケーションの場

支援室の目的は、出席&学習がメインですが、コミュニケーションの場にもなっています。

支援室に通い始めたときに、先生が

「勉強もだけど、いっぱいお話しとかしようね」

と言ってくださったそうですが、実際に、休憩時間だけでなく授業時間中も時には雑談したりするとか。

かといって、学習の手が止まるわけでもないようで、私は、先生方が、勉強ばかりでなく、絶妙なバランスで会話なども交えて時間を過ごしてくださっているように感じます。

支援室は、先生方がよく行き来する廊下に面しているため、通り過ぎる先生が廊下から声をかけてくださったり、時間があるときには中に入ってきてちょこっと会話をしたりもするそうです。校長先生もよく見に来られて声をかけてくださるとか。

一応授業中なので、どの先生も長く話し込むことはなさそうですが、ほんの一言、二言でも、声をかけてもらってる様子が私としてはとても嬉しいです。

支援室には現在息子のほかにも数名の生徒さんたちが通っているようです。当初、先生方は、他にもお子さんがいることで支援室に通いづらいのでは、と心配をしてくださいました。

息子は、何十人もいる教室に行くのはハードルが高いらしいのですが、数名の中なら大丈夫だから行ける、と言っていました。実際に今、問題なく通えています。

子供さん一人ひとり、それぞれ学年も通うペースも違うので、息子一人だけの日もあれば、2~3人になるときもあるみたいです。生徒同士で会話をすることはほとんどないらしいけど、だからと言ってお互い気にする様子もなさそう。

 

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年内の支援室もあと数回です。通い始めてからの息子は、少しずつ背筋がピンとしてきたように見えます。そんなイメージ、です。まだまだこれからいろんな波を越えて行くだろうけど、

大丈夫だ、一歩ずつ。

ちなみに、息子の学校はジャージ登校を許容していて、息子も支援室に通うようになってからジャージも当たり前に毎日着るようになりました。息子は着るものに対するこだわりが強いほうで、制服に比べたらジャージはまだいいけど、なるべくなら着たくなかった最初の頃のことを考えると、これも大きな成長です。

制服は入学式の日に学校にご挨拶に行ったとき以来着ていませんが、受験を考えるなら制服も着慣れないといけないよね、ということで、1月の始業式の日は支援室へ制服で行ってみては!?と、息子に提案しています。どうするかな^^。まあ、息子の判断に任せます。小さくて大きなチャレンジを、ひとつずつ。

もともと明るい息子ですが、支援室に通うようになってまた一段と

ハツラツ!

としています。とてもいいね~って思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Thank you for reading!

 

 

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