不登校は気づきがいっぱい!

不登校の子を持つバイリンガルママが綴る日々と英語といろいろと。

MENU

スポンサーリンク

運動会

f:id:sunshine-light:20210529144417p:plain

こんにちは!MommySunです。

息子が通っていた小学校の横を通ったら、運動会が執り行われていました。

まだ朝の10時過ぎでしたが、コロナ禍の運動会、通常ならお昼休み後に行われる応援合戦が繰り広げられていました。応援団長の大きな掛け声に子供たちが元気に応えていて、ちょっとだけ、ジーンと来ました。

 息子が参加した最後の運動会

息子が最後に運動会に出たのは小学校4年生のとき。運動会は5月でしたが、その後、4年生の後半になってから学校に行かなくなりました。

思えばこの運動会の頃、すでに息子は必死でアピールしていたと思います。

運動会が近づくと、

イヤだイヤだ、運動会出たくない、イヤだ

と言っていましたが、私は、「イヤだ」と言う息子に「じゃあ出なくていいよ」というのではなく、むしろ、励ますつもりで

始まったら楽しいよ、

おじいちゃんおばあちゃんたちも見に来てくれるよ、

一生懸命じゃなくてもいいから、ただ参加するだけでもいいと思う、

と言って、当日も暗い顔をする息子を送り出しました。

ただ、今となって正直に言うと、

私自身が一番運動会を楽しみにしていた

のですね^^;

我が子が運動会で一生懸命競技をしたり、練習したダンスなどの演目を保護者の前で披露したり、クラスのお友達の応援をしたり‥

すべて、私自身が子供の頃の運動会で「楽しかった」と思ったことを、今度は親の立場で味わうことが出来る、それを毎年とても楽しみにしていました。

だから、息子には

運動会に出てほしかった

のです。

結局、その最後の運動会では、息子は楽しそうにしているように見えたので、

「ほら、やっぱり楽しそう!」

と、勝手に思っていましたが、家に帰ってきた息子の表情の暗さは、今でも忘れません。

 

その後の小学校の運動会

担任の先生の提案

5年生の時の運動会は、担任の先生が何とか何かの形で参加出来ないかと、教室の窓から観戦するのはどうかと考えてくださったり、5、6年生が合同で踊る演目の衣装を渡してくれたりしました。

もしも急に参加したくなったら当日にいきなり来ても全然OKだから、とも言ってくださって、私は嬉しかったのですが、息子にはプレッシャーだったかも、、。

カウンセラーさんの一言

5年生の時の運動会の少し前のこと、地域の教育相談センターのカウンセラーさんに会ったときに息子は運動会があるけど絶対に出たくない、と話したそうです。

息子は競うことがそもそも好きじゃないと言い、熱くなるとか、勝ち負けとかがとても苦手。

きっと私だったら、「でもね、競うことで得られるものがあるんだよ」とかなんとか言って説明を始めるところでしょうけど、カウンセラーさんは、

ヤダよね運動会。先生も運動会ヤダった。

 と、まるっと肯定してくれたそうです。そのことを息子はすぐに私に報告してきました。

「先生も運動会ヤダよね!って言ってた!!」

息子の安堵した様子に、、はぁ、そうか、そうだよね、肯定してあげればいいんだよね、って思ったものです。

 私だって、息子がツライ思いをしながら出てる運動会を、観てて楽しいと思えるだろうか、いや、思えないでしょ。

運動会当日に家族でお出かけ

結局、担任の先生にはいろいろと提案していただいたけど、息子の気持ちを尊重して、当日は参加することはありませんでした。

高学年になる5、6年生は、運動会のハイライトとも言える競技が盛りだくさんで、私はまだ心のどこかにそれらの競技に参加する息子の姿を見たい、、という気持ちがありました。

けど、いつまでもそんなことに執着してたって仕方ない!し、いったんすべてリセットして、息子にとって何がベストかに意識を向けるようにしました。

運動会当日は、すぐそこで運動会が行われている中で家にいるのもなんかな~と思っていたのですが、土曜日で夫も休みだったので、いっそのこと運動会よりももっと楽しい事をしよう!と考え、息子が行きたいところにお出かけすることにしました。

家族3人で電車に乗ってお出かけし、美味しいご飯を食べて、とても楽しい時間に出来たのは、思いがけずよい選択だったと思います。

帰り道、学校の横を通るのですが、時間は17時とか18時とか。もうすっかり校庭には運動会の気配はなく、ただの校庭になっていました。

 つい数時間前まできっと運動会の盛り上がりと熱気で活気づいていたであろうこの場所も、終わってみればただの校庭。

なんだかとても変な感じがしました。

 

中学の体育大会は

先日、中学でも体育大会が行われていました。

けど、去年も今年も、まったく関わることなく終わりました。

かと言って、何かモヤモヤするとか、息子にも参加してほしいとか、小学校の頃に抱いたような思いが全くなく、月日が経って私自身もずいぶん気持ちが変化し、思いを向ける方向が変わったんだなぁと思います。

校庭で生徒さんたちが競技の予行演習をしているのを見かけましたが、「あー、体育大会の練習だね」と思ったくらいで、それ以上何も思いませんでした。息子が参加している様子も、全然想像が出来ないですし^^;。

 

f:id:sunshine-light:20210529150549p:plain

 

私自身、小、中、高校と、運動会・体育祭はとても楽しみにしていたし、とても楽しかったし、大好きな学校行事の一つでした。

だから、運動会・体育祭で子供たちが一生懸命競って、応援して、熱くなって、盛り上がってる姿に心底感動します。今朝見たような応援合戦、ほんとにジーンと来ます。

けど、みんながみんなそう思うわけじゃない、息子のように。人それぞれです。時間はかかりましたが、自分の気持ちと息子の気持ちを切り離して考えて、息子の気持ちを受け入れることが出来たら、そのあとは結構簡単でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

 

スポンサーリンク