息子の時間、私の時間
こんにちは!MommySunです。
今はまだ春休みですが、息子は不登校なので、春休みでもふだんと変わらない時間を過ごしています。ふだんから、息子は日中は何かすることを見つけて一人でせっせと取り組んでいます。ゲーム、動画、調べもの、などなど。
息子の一日は、過去の記事でもご紹介しています:
でも何やら、今日の息子はヒマそうでした^^
「なにしようかな~」
息子はいつも日中はリビングで過ごしています。不登校最初の頃は息子が気持ちの面で不安定で、一人にしておけないような壊れやすさを感じ、私は息子と一緒にリビングで過ごしていました。今はすっかり落ち着いているので、息子はリビング、私は別の部屋で仕事などをしながら過ごしています。
いつも、何か私に伝えたい事があると私のいる部屋に来て、ああだよ、こうだよ、と一生懸命話し、話し終えるとすぐにまたリビングに戻ります。
今日は私のいる部屋に来て、
なんか、なにもすることがないんだよ。なにしようかな~^^;
と言いました。
息子は、ゲームをトコトンやるタイプなので、ゲーム時間は長くなりがちですが、ゲームをし過ぎないように彼なりにコントロールしています。今日はもうそのリミットに達したとか。
ゲームはしないけど、ほかにすることも思いつかない、のだそう。いつもいろいろやっているけど、今日はなんだか、なにもすることがない、と。
なにかしてても、してなくても気になって仕方なかった
息子が学校に行かなくなった頃も、なにしようかな、と言ってゴロゴロしていることがよくありました。
当時息子は、ゴロゴロしてたのは、ゲームをしたくても、ゲームしてるとお母さんが怒ると思って「ゲームしたい」って言いづらかった、と言ったことがありました。
たしかに、以前は、学校に行かないのにゲームをさせることに抵抗があったし、なんでゲームしてるの!?という、やり場のない思いがフツフツと湧き上がって、息子はそんな私の感情を簡単に察知していたんですね。
かと言って、ゲームしてないならしてないで、ほかに何もしてないと「何かすれば!?」と思ってしまう。何かしてても、それが私から見て納得行くことでなければ、「なんでそんなことしてるの!?」という思いになる。^^;。
ヒマそうにしてるのも、何かしているのも、真横で見ているととにかくすべてが気になって気になって仕方なかった。
厄介ですよね~(-_-;)。
明らかに私の顔色、機嫌を窺っていた息子。その当時は私もどうしようもなかったけど、いま振り返ると、ほんとごめんね~<m(__)m>って思います。
息子が何をして過ごしても、それは息子の時間
やがていろいろな出会いや経験を通じて、時間とともに生活のリズムも、私と息子も気持ちも落ち着いて安定してきて、お互いを気にすることなくそれぞれに思うように時間を過ごすようになりました。
息子がヒマそうにしていても、ゴロゴロして過ごしても、ゲームをしていても、動画を観ていても、
それはすべて息子の時間。息子の過ごし方。
私の時間は、私の時間。
そう受け入れられるようになってから、気持ちがとても軽くなりました。
それまでは、私は息子の一挙手一投足が気になってしまい、私自身に目を向けることをしていませんでした。
私は、息子という「外側」ばかり見ていて、自分の内側を見れていなかった。
もっとちゃんと自分にフォーカスしないと。
自分の内側、自分自身にフォーカスを向けると、息子がどのように彼の時間を過ごしていても気にならなくなりました。
そして、私が私の時間にフォーカスするようになると、息子も私という「外側」を気にすることなく、自分らしく時間を過ごすようになりました。
そして今日は、
息子:「なにしようかな~^^;」
私:「することないの?めずらしいね」
息子:「ゲームし過ぎるのもな~」
私:「何をいまさら笑。好きなことしてちょうだい^^」
と言う、ゆる~いやり取りをして、私はまた自分の時間に戻りました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』
こんにちは!MommySunです。
今日は本のご紹介です。
『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』
著:小幡和輝
マンガ:若林杏樹
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- 価格: 1430 円
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【この本を読むに至った経緯】
息子が不登校になった頃、「不登校」をキーワードにネットでいろいろと検索をしました。
そのなかで、この本の著者である小幡和輝さんと脳科学者の茂木健一郎さんの対談を掲載している記事に出会いました。
小幡和輝さんは、約10年の不登校経験を経て、高校三年生のときに起業をし、現在はご自身の経験をもとに、不登校の子供たちをサポートするプロジェクトを立ち上げていらっしゃる方です。
この対談の小幡さんの穏やかな笑顔の写真がとても印象的で、不登校を経験したとしても、未来は明るい、ということを教えてもらえて、視界が広がったような思いがありました。
その頃の息子は不登校初期。私は息子が学校に行かないということを、長い先までの「線」で見ようとしても何も見えて来ない状態でした。
そのようなときにこの対談の記事に出会い、「お守り」のようにブラウザにブックマークしていつでも読めるようにしていました。
不登校であることは、いま息子が息子らしくいられるライフスタイルであると捉えていますが、いずれは息子が自立する方法を考えることも必要になってきます。
将来的に息子なりの方法で自立することが出来れば、どんな道のりでもよいと考えています。
息子も中学生になり、少しずつ、自身で収入を得る方法を早いうちに知っておくことも役に立つかもしれない。
そう思って調べていたら、小幡さんのこの本に出会ったのです。
【本の概要】
この本では、著者自身が高校生のときに起業した際の体験談を通して、子供のうちからお金を稼ぐ力を身に付けることの重要性を文章とマンガでわかりやすく説いています。また、起業する際の一歩として、好きな事から始めるなど、具体的な方法を紹介されています。
著者自身の体験だけでなく、実際に中学生で起業してお金を稼いでいる数名の体験談を座談会形式で掲載していて、それぞれが起業に至った経緯を知ることが出来ます。
【感想】
この本で私が一番参考になったのは、実際に中学生で起業した子供たちの体験談です。みな、起業に至る経緯は様々ですが、自身の思いを「起業」という形にしています。
私の両親は、高校生までは学業が優先で、大学生になるまでアルバイトはしなくていい、という考えでした。お金は、大人になってから稼ぐもの、という考えのもとに育ちました。なので、中学生で起業してお金を稼ぐという考えは新鮮でしたし、息子にも、この本にある中学生たちの具体例を紹介しつつ、本人にその気があればいつでも何かを始めることが出来ると伝えました。
この本について著者は、次のように書かれています:
子ども向けに書いた内容ですが、仕事を辞めたいけど辞められないというサラリーマンの方にも読んでほしいし、専業主婦のお母さんにも読んでほしい。
これからの時代、企業に属さず個人でお金を稼ぐ働き方が注目されています。そう言った意味では、この本は子供向けとしつつも、会社に属さず自身でお金を稼ぎたいと考える大人にも大いに参考になる内容だと思いました。
息子は学校には行っていませんが、好きなことや気になったことをトコトン納得行くまでリサーチしたり追求したりしたりする性格です。それは、学校で教える教科には一切関係のないゲームだったり、雑学や豆知識的なことだったりしますが、「好きこそものの上手なれ」というように、「好き」という力が「稼ぐ力」に繋がって行く時代だと改めて思いました。
息子がいつの日か自立するために、とても参考になった一冊です。
ちなみに息子は、同年代の中学生で起業している人がいると知り、
「ふ~ん、そんなことができるんだ、同い年で…。」
との感想でしたが、息子なりにページをチラチラめくって気になる様子ではありました^^。
この記事が少しでもご参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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スクールカウンセラーとの関わり
こんにちは!MommySun です。
息子が小学校から中学に上がる過渡期にお世話になったスクールカウンセラーさんが、先月いっぱいで退職されました。
息子の小、中学校(公立)にはスクールカウンセラーさんが在籍されていました。私の住む地域では、一人のカウンセラーさんがその地域の小学校と中学校を兼任されていました。また、地域の役所にも在籍されていました。
スクールカウンセラーとの関わりは、別の記事でも簡単に触れています:
今日は、スクールカウンセラーと私と息子の関わりについてお話しします。
スクールカウンセラーとは
スクールカウンセラーについて、文科省のHPでは次のように記されています:
臨床心理に専門的な知識・経験を有する学校外の専門家
引用元:
また、スクールカウンセラーの業務については以下の通り:
スクールカウンセラーの業務は、児童生徒に対する相談のほか、保護者及び教職員に対する相談、教職員等への研修、事件・事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケアなど、ますます多岐にわたっており、学校の教育相談体制に大きな役割を果たしている。
引用元:
つまり、学校職員ではない外部の心理の専門家で、子供、教員、保護者の相談に乗ってくれるのがスクールカウンセラーです。
現在アラフィフの私が小、中学生だった時代には、学校内で何か相談に乗ってもらう相手は教員か保健室の先生で、このようなカウンセラーはいませんでした。文科省によるスクールカウンセリング事業は平成7年度に始まったそうです。
スクールカウンセラーの認知度
全国のスクールカウンセラーの配置が年々拡大されているようですが、個人的な印象としては、認知度は低いように感じました。
息子が学校に行かなくなるまではスクールカウンセラーの存在は知らなかったのは私だけ?と思いましたが、当時、周りのママさんたちに、「カウンセラーさんに相談している」と話すと、「カウンセラーさんて?」という反応。少なくとも息子の学校においては、スクールカウンセラーの認知度は低かったと思います。
私が最初にスクールカウンセラーに相談に行ったのは、息子が学校を休みがちになった頃です。まだそこまで深刻ではなかった頃に学校の先生と話していて「スクールカウンセラーもいらっしゃるから、よかったら利用してみてください」と言われたのがきっかけでした。
「スクールカウンセラーさんて人がいるんだ?」
というのが正直な感想です。言われてみれば、毎月のお便りにもカウンセラーの来校スケジュールが書かれてあったし、あとから気づきましたが、年度初めの教員紹介にも記載がありました。
息子に、
「スクールカウンセラーさんって、ふだんお話ししたことある?」
と聞いたときは、少し考えて、
「そういえば、廊下に『カウンセラー来校日』って書いてあって、たまに一緒に給食食べに来た人がいたけど、その人かな?」
という程度。「カウンセラー」としての認識は薄かったようです。
私と息子とスクールカウンセラー
これまで、二人のカウンセラーさんにお世話になりました。
最初のカウンセラーさんは、息子が不登校になりかけた頃から、その後もずっと相談に乗っていただき、的確なアドバイスをくださり、
私にとっては駆け込み寺
息子にとっては、自分を丸ごと肯定してトコトン話しに付き合ってくれるお話し相手
のような存在でした。
不登校に関する各種講演のご案内をいただいたり、地域の教育相談室なども紹介してもらえて、いろいろな選択肢があることを教えてくださった方の一人です。
生活面や学習リズムなどのアドバイスを下さるだけでなく、精神的な部分で、
なにがあっても楽しむこと!
と、私が精神的に参りそうなところに明るく光を指してくださって、とても救われたのを思い出します。
カウンセラーさんにも異動があり、息子が6年生になるときに新しいカウンセラーさんが来られました。私達にとっての二人目のスクールカウンセラーさんです。
二人目のカウンセラーさんが来られた頃には、私も息子も、精神的にも生活リズムも落ち着いていて、最初の頃に比べると回数は減りましたが、それでも月に1回は面談をお願いしていました。
カウンセラーさんによってスタイルが様々で、二人目のカウンセラーさんは息子に各種アンケートやゲーム形式などで
息子が胸のうちを言葉に出来るような工夫
をされていました。また、ちょうど中学入学のタイミングだったので、中学校との連携を細やかに取ってくださり、安心して中学入学に臨めました。
まったくタイプの違うカウンセラーさんたちですが、どちらも共通して言えるのは、
息子を全肯定してくれて、そのうえでいろいろな可能性を一緒に模索してくださった、
ということです。
スクールカウンセラーは大いに利用すべき!
お世話になったカウンセラーさんは、スクールカウンセラーをもっともっと活用してほしいと仰っていて、積極的に「カウンセラーだより」を配布して利用を促していらっしゃいました。
まだまだ全校にスクールカウンセラーが配置されているわけではなかったり、配置されていても、スクールカウンセラーとの相性が合わなかったりすることも多々あると聞いたことがあります。
そういう意味では、私と息子はラッキーだったと思います。本当に道に迷ったときに、一緒に考えてくださり、道を示してくださり、励ましてくださいました。おかげで、今わたしたちは落ち着いて道を進むことが出来ています。
もしも、何か相談したいことがあって、お子さんが通われている学校にスクールカウンセラーが在籍していれば、まずは一度利用してみるといいかもしれません。身近に専門家がいるのですから、活用しない手はないと思います。
私と息子も、新年度からまた新しいスクールカウンセラーさんとの出会いがあります。とても楽しみです!
この記事が少しでもご参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
Thank you for reading!
Let him be.
こんにちは!MommySun です。
今日は英語のフレーズのご紹介です。
Let him be.
「ほっといてあげて」
・Let + 人+ be の形で「(人)を、そのままの状態にしておいてあげてください」という意味になり、状況に応じて「ほっといてあげて」「そのままにしてあげて」「邪魔しないであげて」「~のままでいさせてあげて」などの解釈で使われる表現です。
・him は 代名詞 he の目的格。代名詞が動詞の目的語になる場合は、目的格を使います。きちんと訳出すると「彼をほっといてあげて」となります。女性であれば her を使って Let her be. となりますね。
なんとかしなくては、という思い
息子が学校に行かなくなった当初、息子を「なんとかしなくては」と思っていました。
「なんとかしなくては」=「学校に戻さなくては」です。
今後の息子の人生において、学校に行った方がいいと思っていたから。
でも、当時の息子は、そのように伝えれば伝えるほど、かたくなになっていました。
息子をなんとかしなくては。息子を動かさなくては。どうしたら学校に戻るだろうか。どんなきっかけがあるだろうか。
そんなことばかり考えていました。
ほっといてあげて、って?!
「不登校」というワードで検索しまくった最初のころは、「不登校を解決する」とか「不登校の子供を学校に戻す」などの記事ばかり探していました。
そんななか、不登校でも「ほっといてあげて」という内容の記事を見ることもありました。
「ほっといてあげて」って!?親なのにそんな無責任なこと出来るわけないよ~
「なんとかしなきゃ」って思っているのに、
「ほっとく」って。
そんなわけには行かないよ~、って思ってました。
なんとかしなくては、って?!
ところが、なんとかしなくては、という思いは結局、
私が息子に力を加えて、
私の力で動かそうとして、
私の思い通りにしようとしている、
ということ?息子を見ていて、ふと、そのような思いがよぎり始めました。
学校に戻すことに必死になって、思い通りに息子を動かそうとすればするほど、息子の気持ちは固くなるばかり。
そうなれば、さすがに、自分の考え方に疑問が生じて来るのです。
「なんとかしなくては」と思うのは、焦りや不安の裏返し。親としてなんとかしようとしている方が、安心だったかもしれないです。
そうすると今度は「ほっといてあげて」という言葉が気になり始めます。
「ほっといてあげる」は信じる力
ほっといてあげて。最初にその言葉を見たときは「ほったらかしにする」のような、無責任な響きを感じていたけど、そういうことじゃなくて、、なんかこう、もっと、、自由にさせてあげる、そういうことなのかな、と思うようになりました。
この同じ頃に、息子の体調が心配で連れて行った小児科の先生は、学校に行きたくなくて休む息子のありかたを肯定してくれたことがあります。その時のことはこの記事で書いています:
なんとかしようとするよりも、ただ息子のありかた、ありのままを受け入れること、つまり、
ほっといてあげて。 = 息子のそのままでいさせてあげて。
Let him be.
そしてさらに自分なりに解釈を広げていくと、
子供を信じて見守ってあげて
ということにも繋がる気がしました。ネットで見た「ほっといてあげて」という言葉は、自分の考え方を変えるきっかけの一つになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Thank you for reading!
日々の記録を取って、気持ちの整理
こんにちは!MommySunです。
ブログを書き始めてから息子が学校に行かなくなった頃を思い返すのですが、具体的にどんなことがあったか、大きな出来事は覚えていますが、細かなものはパッと思い出せません。色々あり過ぎて?!^^;
私は当時、息子の一日を記録していました。最初は単に、本当に単に、息子の様子を書き留めた方がいいかな、と思って始めました。
ブログを書き始めてから、この記録をよく見返すようになったこともあり、今日は「日々の記録を取ること」について書きたいと思います。
一日の記録を取る
本格的に学校に行かなくなる前の、まだどっちつかずの頃は、手帳にちょこちょこっと息子の様子や出来事を簡単に書き込んでいました。
しかし、完全に学校に行かなくなると、手帳だけでは書くスペースが足りなくなってきました^^;。一日をどうやって過ごしているのかを見直したりする必要があるかと思い、パソコンのエクセルで記録を取り始めました。
こんな感じです:
ほんの一部抜粋ですが、内容は就寝時まで続きます。
色などカスタマイズの何もない、淡々とした「家での時間割」みたいな感じですね。
このスクリーンショットには載せていませんが、一番下のセルにその日の出来事や息子の様子、私自身が感じたこと、その日に耳にした大切なフレーズなど、とにかく思いつくものを書き込みました。
メリット、デメリット
記録を取ったのは、結果的にいろいろな面でよかったと思います。
【メリット】
・息子の日々の行動、流れが具体的に見え、生活リズムについて見直すポイントなどが見えてくる。
・学校やカウンセラーに伝えるべきことがハッキリしやすい。
・息子の様子を書き留めておくことで、息子のその時~その後の変化が見えてくる。
・私自身の気持ちの整理になる(これが一番大きかった)
【デメリット】
・単に記録のはずが、いつの間にか息子の行動を逐一見張っているような気持ちになってくる。
そう気づいた時点で、時間ごとに区切っての記録はやめて、一日の大まかなことを要約して記録をするようにしました。何も書かない日もありました。
私自身の気持ちの整理
上記メリットで書いたように、記録を取る作業は結局のところ私自身の気持ちを整理する意味が最も大きかったと、今振り返ると思います。
・冷静になれる
手書きかパソコンに打ち込むかは人それぞれの好みだと思います。私は前述のとおり、最初は手書きでしたが、パソコンのほうがスペースをたくさん確保できて、一覧に出来るエクセルをのほうが使い勝手がいいと感じました。
思いがけず良かった点は、
パソコンでエクセルにカタカタと打ち込んでいると、まるでお仕事をしているかのような「事務的」な感じになり、感情が入り込みすぎず、客観的に入力しながら、冷静になれた点です。
内容そのものよりもまず、タイピングしていることが私にはとても効果があったように思います。
・自分の気持ちを書き込んでスッキリ
「これからいったいどうなるんだろう??」の思いが絶頂期だったころは特に、自分の気持ちをただひたすら書き込んでいました。
今、その頃の気持ちを読み返すと、いったい何を書いているんだか支離滅裂すぎて笑います(´艸`*)
でもその時はその作業が必要だったのだと思います。
実際、ある日の出来事と気持ちをバーっと書き込んでスッキリしたあと、その内容を読み返すことは、ほぼ、なかったような気がします。
今思えば、
自分の気持ちを書き込むことで発散し、スッキリして、少しずつ気持ちの整理をして行ってた
のだと思います。
今は手帳で足りている!
おもに詳細に時間ごとに記録を取っていたのは最初のころ。そのうち、一日の出来事を大まかに記録するようになり、やがてそれも毎日じゃなくなって行きました。
今は、予定や書き留めたいことは手書きの手帳に書いています。中学入学直後あたりは思い出したようにエクセルに数ヶ月分のまとめを書き込んでみたりもしましたが、最近は更新していません。
もう逐一書く必要がなくなったと思っています。
息子の変化も私自身の変化も、もっと大きな全体像で見られるようになった感じです。
エクセルに書き込んだ当時の日々の様子は、今はブログを書くにあたって「ふりかえり」のための大事な記録となっています。
状況と向き合う方法はいろいろありますが、私のこのような方法がもしも少しでもご参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Thank you for reading!
ゲームのイイ効果
こんにちは!MommySunです。
日曜日、今日も息子はいつものようにゲームをして過ごしていました。息子の一日をご紹介したブログでも書きましたが、ゲームは息子の日常の一部です。
我が家は、ゲームは息子の可能性を広げるものと捉えています。
息子とゲーム
息子にとってゲームは
彼のアイデンティティ:彼がなにものかを表すもの
のひとつ、と思います。
私は小学校時代にアメリカで過ごした時期がありますが、その頃はゲームセンターで「スペースインベーダー」Space Invaders と「ギャラクシアン」Galaxian というゲームが全盛期だった記憶があります。特に男の子たちが夢中で遊んでいました。でも私はゲームはさっぱり^^;面白さを体験する前にすぐやられてしまう。「パックマン」Pacmanも流行ってましたが、一斉に追いかけられてどれほど恐怖だったことか( ;∀;)
夫も子供時代にゲームに没頭したことがなく、夫婦ともにゲーム音痴。なので、息子にも率先してゲームをさせる気はサラサラなく、我が家には無縁のものと思っていました。
息子が初めてゲームをしたのは幼稚園のとき。お友達の家で遊ばせてもらったゲームが彼にとっては衝撃的に面白かったようで、それ以来、少しずつゲームを買い足して今やコレクションはなかなかのものです。小中学生くらいの子供たちが遊ぶゲームは割と全般楽しんでいます。
幼稚園の頃は一緒にお付き合いで遊んであげていた私のほうが上手かったはずが、小学生になる頃には息子のほうがメキメキ腕を上げる。
子供のゲーム能力って、すごい。
好きなものに対して探求を惜しまない息子の性格はこの頃から既に現れていました。持ってもいないゲームの攻略本を欲しがり、すみずみまで読み漁る。読書は大嫌いだけど、攻略本となると話しが違う。
ゲーム実況の動画で研究し、攻略本を完全読破したあとにそのゲームを買って始めると、全部やりかたが分かってるから、と、サクサクとクリアして行く。
ただゲームするだけでなく、息子の探求心とゲーム技術が実を結んでいると気づきました。
勉強とゲームのバランス
息子が学校に通っていた低学年の頃は、ゲームの時間に制限を設けていました。一年生の最初はゲームは「することをしてから」。つまり、学校から帰ってきて宿題や勉強など、学業を済ませてから、そのようにルールを設定しました。
でも、帰宅してすぐにゲームをしたい息子はウズウズ。宿題に身が入りません。どうやら息子にとっては、学校から帰ってきてまずはゲームをするほうがストレス発散になるようだったので、1時間のゲーム時間を終えたあとに宿題や勉強、としたら、すんなりと学業に集中することが出来ていました。
学校に行かなくなってから
子供が不登校になると、日中にすることがなくて気持ちを紛らせるためにひたすらゲームに没頭する傾向がある、ということをカウンセラーさんから聞いたことあります。
我が家の息子もゲームはしていましたが、ほかにすることがなく、というより、学校うんぬん関わらず、自分なりに常にゲーム上で目標を設定していて、それをトライする目的があったようです。
学校に行ってないのに自由にゲームをさせるのはどうなの??と私は思ってしまい、息子のゲーム時間を制限しようとしました。
でも、それは私が「みんなが学校に行っている時間にゲームを自由にさせる」ことにためらいがあり、人にどう思われるかということを気にしてたからです。(誰も見てないのに。)
ゲームをすることで想像力・創造力が拡大する息子、それを、人目を気にして頭ごなしに押さえつけようとしている自分に気付いて、制限するのをやめました。(気付いてよかった。)
息子には、ゲーム依存症や視力低下の危険性など、考えられるマイナス面を伝え、アプリ上で保護者による使用制限を設定しつつ、息子自身でもコントロールすることを条件に、満足するまでゲームをしてよいことにしました。
この方法は功を奏し、息子は自分でプレイ時間をコントロールし、遊び過ぎたと感じたら次は時間を減らしたり、ゲーム以外のことをするなど、自分で調整するようになりました。
ゲームは悪ではない!
息子は、学校の先生にも臆することなく家でゲームをしていることを伝えています。先生が心配して「ゲームし過ぎじゃないの?大丈夫??」と仰ったこともあります。
大丈夫です。
ゲームは息子が活き活きのびのびできる場のひとつです。
それに、ゲームし過ぎ…、って心配されますが、
野球し過ぎ
サッカーし過ぎ
読書し過ぎ
絵ばかり描き過ぎ
ピアノばかり弾き過ぎ
って心配されるのは聞いたことがないように思います。
ゲームは悪だという固定観念かなと思います。
息子を見ていて、ゲームは
・集中力を養う
・戦略力を養う
・瞬時の判断力がつく
・速読力がつく
・想像、創造する力がつく
ざっと考えてもこれだけ良い面があります。
また、息子の場合は、ゲームが好きなことからゲームプログラミングに興味を持ち、プログラミング教室に通い始めました。
そして、実際に通い始めると、ゲーム制作以外にもプログラミングで出来ることを知り、可能性を広げています。子供が好きなものには可能性が詰まっています。
正直、私は息子が遊んでいるゲームの内容には、ほぼついて行けていません(汗。でも、ゲームによって広がる我が子の可能性は、親の価値基準だけで判断するのはもったいないと思っています。
息子が自由に自身を表現できる場がそこにあるのですから。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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学校行事で中学一年を振り返る
こんにちは!MommySunです。
昨日は中学の修了式、息子も無事に中学一年を終えました。
今年度はコロナの影響もあって、一年がとても早く感じました。学校も、各行事は例年通りとは行かず、中止、延期、簡略化などの措置を取っての一年だったと思います。
異例の一年ではありましたが、不登校の息子の中学一年を主な行事に沿って振り返ります。
【入学式】
当日の朝に学校に電話をし、「不登校のため入学式を欠席する」旨を連絡。同日の午後に親子で伺い、挨拶を兼ねて教科書などをもらいに行きました。
コロナの影響で、その後すぐに休校に。
休校中の宿題として、自己紹介の作文が出され、自分が不登校であることと、普段の家での過ごし方を書いて提出しました。本人の言葉で自分が不登校であるということを堂々と伝えられたのはよかったと思います。
【身体測定】
学校が再開した6月に視力・聴力・身体計測がありました。学校側から息子はどうしたいか聞いてもらえたので、ほかの生徒さんたちがいない時間帯に保健室で計測をしてもらいました。
息子自身、自分の身長や体重が気になって、計測をお願いしました。親としては健康的に成長していることを確認できて純粋に嬉しい限りでした。
【部活】
不登校のお子さんでも部活だけ来るケースもあると聞き、一時は部活の入部を検討しました。でも結局は息子が入りたいと思う部活がなかったことと、そもそも部活のためだけに放課後に登校するのは現実的に難しいとの理由で、部活は入部しませんでした。
こういうのは「帰宅部」とは言わないですね、「在宅部」でしょうかね?^^
【夏と冬の三者面談】
夏と冬の2回、教室で三者面談がありました。ほかの生徒さんたちに会わない時間の設定をお願いしました。息子はほかの生徒さんたちに会ってしまうのは気まずく感じるみたいですが、先生に会いに行くことは抵抗がないので、三者面談も問題なし。先生の話しをしっかり聞いて、自分の考えも一生懸命伝える姿が見れるよい機会でした。
【各種検診】
保健室の先生ではなく、校医が来校しての内科検診、眼科検診、耳鼻科検診、心電図検診が秋にありました。ふだんお世話になっているかかりつけ医があるので、学校で実施されたものは受けませんでした。何かあればすぐかかりつけ医に行きます!
内科検診のみ、後日、校医のクリニックで無料で受診が可能であったため、せっかくなので行ってきました。検診結果は、まったく問題なしでした!
【校外学習・文化祭・体育祭】
規模を縮小して実施されたようですが、息子は一切関わることなく過ぎました。
私自身を振り返ると、校外学習、文化祭、体育祭などは学校行事のメインイベント。これらを機にクラスの結束が固くなったりして、楽しみにしていた行事でした。
なので、息子が不登校になった頃は、私自身が子供の頃に楽しみにしていたこのような行事を経験しないのは息子にとって良い事なのだろうかと最初は悩みました。
でも息子本人は、関わらないことで気持ちがとても楽になっていて、なんの後悔もなく、うしろ髪を引かれることもない。それを理解して受け入れてからは、私も、このようなイベントはどこか「他人事」のように捉えるようになり、中学においても同じスタンスです。
【修了式】
修了式が終わってから「連絡票」を含めて配布物をもらうため息子一人で学校に行きました。職員玄関で配布物を受け取り、先生に一年間ありがとうございましたと伝え、短く言葉を交わして帰ってきたようです。
このときに、4月の始業式の段取りを確認しました。当日は、新しい担任の先生から連絡を待って、また放課後の時間帯にご挨拶に行くことになるでしょう。
ふりかえり
主な学校行事に沿って振り返ると、アッサリした一年だったように見えますが、本当にアッサリした一年でした^^;
でも決してそれが良くなかったわけではありません。学校には息子の状況を理解してもらえていて、適度に提案をしてもらえていたり、こちらからお願いすることは前向きに対応していただいたりと、学校とはほどよく、よい距離を保てた一年だったと思います。
学校行事は、親の思い入れの度合いで見方が大きく変わります。
親の思い入れが強いと、その一つ一つに我が子が参加していないと思うとツラくなっちゃうと思います。息子が学校に行かなくなった頃の私がそうでした。
でも、「思い入れ」を目の前の我が子に向ければ、学校行事はただの学校行事になります。
どれに関わるか、どう関わるか、または全く関わらないか。息子の気持ちを聞いて選択して行けたと思います。
アッサリした一年でも息子らしく選択し、成長した一年です。
中2か~、またさらに成長する息子を楽しみにしています!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Thank you for reading!